のあ日記

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【実体験】臨時の公務員として働いた感想と面接の質問など

私は官公庁の臨時職員として働いていたことがあります。国、県、市で働いたことがあり、トータルで3年半くらい臨時職員をしていました。働いた順番は県→国→市→国です。

 

私は新卒で入社したアパレル企業を退職した後に事務系の仕事への転職を志したのですが、転職前に事務職の経験を積みたいと思い公務員の臨時職員の仕事に目をつけました。

 

今は転職に成功し、一般事務の仕事をしています。

これから臨時職員をやってみようかなと思う人の参考になれば幸いです。

 

私の臨時職員応募時のスペックが気になるかたもいらっしゃると思うので先に記しておきます。

各庁に応募した時の年齢は27歳〜29歳でした。

臨時職員には4回応募して4回とも採用されました。

学歴は国立大学卒。

職歴は新卒で大手アパレル企業へ入社。数年勤めて退社し、1年近くニート生活を送ってから官公庁の臨時職員に。

当時持っていた資格は販売士や文科省後援 硬筆書写技能検定最高位1級など、官公庁では役に立ちそうにないものばかりでした。

 

 

 

求人はどこに載ってる? どうやって応募するの?

 

公務員の臨時職員の情報はハローワークの建物内にある端末とインターネットで見ることができます。(まれにハローワークには求人情報を載せず、自治体のホームページだけに求人を載せている自治体があります)

 

私はハローワークのインターネットサービスで臨時職員の求人を探しました。それからハローワークに行って求職申込みをし、窓口で応募の手続きをしていただきました。

 

窓口ではハローワークの方が応募先の官公庁に電話をかけて、求人募集がまだ続いているかの確認と、応募者がいることなどを伝えてくれます。窓口では紹介状を発行していただけるので、それを応募先の官公庁指定の方法で応募先に提出します。だいたい郵送か官公庁に持参して提出、となっていることが多いです。

ちなみに私は郵送の経験しかありません。

 

国の機関の臨時職員体験談、面接内容など

 

国家公務員の臨時職員の経験は2回あります。2回とも同じ官庁に応募したのですが、仕事内容が異なりました。

 

任期:1回目 7ヶ月

   2回目 2年

両方とも、育休を取る職員の代わりとしての募集でした。

 

この機関では試験日の午前中に筆記試験をやり、筆記試験の合格者のみ午後から面接をするという方式でした。筆記試験は2回とも作文で「仕事をする上で心がけていること」「これまでの経験を当機関でどのように活かしたいか」といったテーマでした。

 

面接内容

 

面接官

1回目の応募時:事務局のナンバー2にあたる人、所属先の課長、直属の上司

2回目の応募時:事務局のナンバー3にあたる人、所属先の課長 でした。 

 

1回目の応募時は面接官の中におしゃべり好きの豪快なおじさま(後に所属先の課長と発覚)がいらっしゃり、和気あいあいとした雰囲気で面接がすすんでいきました。

 

2回目の応募時は空気がピーンと張りつめていて重く、the 国の機関の面接と言う感じでした。正直に言うと、2回目の応募時は面接で落ちたと思い込んでいました。

 

 

主な質問(1回目応募時と2回目応募時をまとめて書いています)

・住所氏名を言ってください

・志望動機はなんですか?

・前職を辞めた理由はなんですか?

・長所と短所を具体的なエピソードとともに教えてください

・パソコンは使えますか?

・今までにこの機関を利用したことはありますか?

・ご自身のメンタルの強さについて、どのように考えていますか?

・ストレス解消法はありますか? どのように解消していますか?

・今までに交通違反をしたことはありますか?

このほか、趣味や特技、作文の内容にいたるまで多岐にわたって質問を受けました。

 

仕事内容、職場の雰囲気

 

仕事内容は、とある申請事務の窓口担当となり、窓口対応や電話応対をメインに、正規職員の方の下請け仕事や雑務、庶務業務もこなすといった感じでした。

少人数で膨大な量の仕事をしているため、協調性と集中力、コミュニケーション能力が求められる職場のように感じました。

 

年次休暇(有給休暇)も取りやすく、働きやすい環境でした。ごみ捨てなどの雑務は当番制で回していて、誰かに負担が押し寄せることのないよう配慮がありました。定期的に所属の長と面談をする機会があり、仕事に関する相談はしやすかったです。

 

給与・ボーナス・健康保険など

 

給与については、応募する前にハローワークの求人票をよく確認することをおすすめします。私の場合、最初は日給月給制で途中から月給制になりました。これはハローワークの求人票に書いてあった通りです。

月給制のときは国家公務員の俸給表「○級×号俸」が適用されていました。

 

この官庁では採用直後に学歴や職歴の証明書の提出を求められ、その内容や経験に応じて給与が決まるという仕組み。

採用後、学校や企業に証明書の発行を依頼します。あらかじめ学校や企業等の担当部署に電話をして必要書類や手数料を確認した上で、官庁が用意した書式等を送り、返送してもらいました。

 

ボーナスと退職金はいただいたことがあります。健康保険は協会けんぽの青色の保険証だった時期と、国家公務員共済組合の黄色の保険証だった時期があります。

 

県庁(出先機関)での臨時職員体験談、面接内容など

 

任期:5ヶ月

期間限定の事業があり、その事業の事務補助をするというのが主な仕事内容でした。事業の終わりとともに任期満了という短期の仕事です。

 

面接内容

 

面接官:出先機関の長、その機関で2番目の役職の人、事業を担当する部署の長、直接の担当者の4名でした。

 

主な質問

・自己紹介をお願いします

・あなたの長所と短所を教えてください

・今回の事業内容は〇〇で××のため、パソコンを使う作業が多いです。これまでの仕事でパソコンを使うことはありましたか? 

・当機関は〇〇を行うところで、一般の方も多数おみえになります。電話応対や窓口応対をお願いすることもありますが、大丈夫でしょうか?

・時には一般来庁者の方が窓口で苦情を言われることがあります。そういうとき、あなたはまずどう対応しますか?

・いま、ご自身の健康状態はいかがですか?

 

主にこんな感じでした。あとは任期が決まっており更新はないこと、採用の場合の連絡方法などを言われました。

 

仕事内容、職場の雰囲気など

 

仕事内容は、期間限定の事業について申請窓口担当となり、窓口や電話対応、書類の審査と通知を行なうというもの。マニュアルや正規職員の方の指示に沿って仕事を進めていきました。

 

私が働いていた機関には温厚な方が多く、仕事をすすめやすい環境でした。質問にも丁寧に答えていただきました。

仕事は必ず定時で終えて帰るように指導されていたため、残業することもなかったです。臨時職員だからといって雑な扱いを受けることもなく、よくして頂きました。

 

給与・ボーナス・健康保険など

日給月給制で、ボーナスや退職金はありませんでした。健康保険は協会けんぽの青色の保険証でした。

 

市役所での臨時職員体験談、面接内容など

 

任期:6ヶ月

 

面接官:人事担当の課長、課長補佐

 

主な質問

・自己紹介をお願いします

・志望動機をおしえてください

・あなたの長所と短所はどんなところだと思いますか?

・今までの仕事でパソコンを使ったことありますか? どの程度使えますか?

・市役所はご存知のとおり、毎日いろんな方がおみえになります。苦情やお叱りをいただくこともありますが、窓口でそのようなことを言われたら、どのように対応しますか?

・今の健康状態について教えてください

このほか、任期や給与についての確認がありました。

 

仕事内容、職場の雰囲気など

 

総務部のとある課で窓口や電話応対をしたり、役所内の備品に関する仕事をしていました。これまで働いていた官公庁の中では1番余裕がなく、人手不足の印象。

 

私が働いていた課では正規職員の方は自分の仕事で手一杯のため、臨時職員はマニュアルを読んである程度自分で考えて行動できることが求められているように思いました。

 

私は地元ではない市で働いていたのですが、飲み会などでは地元トークがしょっちゅう飛び出しますし、「家はどのへん? 中学、高校と大学はどこ? 結婚してる?」などプライベートに関することを遠慮なく質問され、心の距離がすごく近い感じがしました。この距離感はちょっと想像していなかったため、少ししんどいときがありました。

 

 

給与・ボーナス・健康保険など


日給月給制で、ボーナスや退職金はありませんでした。健康保険は協会けんぽの青色の保険証でした。

 

私が面接で実際に話した志望動機

面接で悩むことと言えば志望動機ですよね。

 

私は事務職未経験でしたが、前職がアパレル企業の社員で販売員として店頭に立っていたため、接客に強いことを面接で猛アピールしていました。

 

私が臨時職員の面接でいつも話していた志望動機はおおむね下記のとおりです。国でも県でも市でも、だいたい同じことを話していました。

 

私は前職でアパレル販売員として勤めておりましたが、在籍していた3年間で延べ2万人以上のお客様の接客を担当させていただきました。

お店には小さなお子様からご高齢の方まで様々な年齢層のお客様がいらっしゃり、お一人おひとりに合わせた柔軟な接遇を心がけてまいりました。

 

市役所(国・県)には様々な年齢層の方がいろんな事情をお持ちになって窓口に来庁されるため、基本的な接遇マナーはもちろんのこと、臨機応変で柔軟な対応が求められるかと存じます。その点におきまして、私自身の接客業の経験が活かせると思い、臨時職員を志願いたしました

 

正しい答えなのかはわかりませんが、これまでこの答えで100%採用されてきました。

 

官公庁が相手だと「人の役に立ちたい」とか「国のために働きたい」とか、壮大すぎる志望動機を言いたくなってしまいますが、そういうふわっとした動機よりも「官公庁の仕事の中で、自分はこういう部分で役に立てると思ったから志望したよ!」という具体的な答えがいいのかなと。官公庁の面接を受けてみて感じました。

 

また、どの官公庁でも面接でパソコンが使えるか(どの程度使えるか)について聞かれたのですが、それについては以下のように答えていました。

 

「前職ではワードやエクセルを使ってレポート作成やデータ処理をしておりました。マクロを組むなどの難しい処理は未経験ですが、文書作成や計算などの基本操作は可能なため、御庁での業務に支障はないものと考えております」

 

 

国・県・市、給与が一番高かったのは?

一番高かったのは国です。

国→県→市の順番でした。

 

 

読者の皆様の参考となれば幸いです。

※これは私の体験談であって、すべての官公庁が同じとは限りません。